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「どんな」ってどんな意味?

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 「どんな」というのは、どんな意味でしょうか。実は「どんな~?」という質問をする人が知りたいことと、質問された人の答えが合わないことがよくあります。 例えばこんな会話です。Aさんが、日本にいる留学生のBさんに質問しています。 Aさん:今住んでいるのは、どんなところですか。 Bさん:きれいなところです。 Aさん:…ああ、そうですか。 Bさんはたぶん、日本語を教科書(きょうかしょ)でまじめに勉強した人です。多くの日本語の教科書では、「どんな」ということばを、【い形容詞i-Adj】の「大きい」「広い」「いい」、【な形容詞na-Adj】の「静か」「きれい」などといっしょに勉強します。だからBさんは形容詞を使って「きれなところ」と答えたのでしょう。 でも、Aさんは「きれいなところ」という答えが欲しかったのはありません。学校の寮(りょう)に住んでいるのか、アパートか、シェアハウスか、日本人のうちにホームステイしているのか、もっと基本的(きほんてき)な情報(じょうほう)を先に知りたかったはずです。「きれいな」はそのあとです。 もう一度、会話をやり直してみましょう。 Aさん:今住んでいるのは、 どんなところ ですか。 Bさん: 大学の寮で、キャンパスの中にあります 。 Aさん:それはいいですね。 どんな寮 ですか。 Bさん: とても大きくて、日本人も留学生も住んでいます。まだ新しくて、きれいな建物です 。 つまり「どんな」は「説明(せつめい)してください」というサインなのです。ですから、「どんな」と聞かれたら、何から話すか、相手の知りたいことを予想(よそう)して、わかりやすく説明してください。その中で形容詞を使うこともありますが、それは答えの中の一部分(いちぶぶん)だと考えましょう。 例えば、私が猫を飼っていると話すと、「どんな猫ですか」とよく質問されます。 私の答えも時によって変わりますが、例えばこのように答えます。 下線のことば の意味は下にあります。 「 雑種(ざっしゅ) の 保護猫(ほごねこ) で、名前は『さくら』と言います。たぶん13歳ぐらいですが、保護猫なのではっきりわかりません。毛(け)は白と 縞々(しましま) で、しっぽの一番先が白いです。とても おとなしくて 、 人懐(ひとなつ)こい 猫です。」 雑種(ざっしゅMixed-breed ) N 保護猫(ほごね...

「やっほー」「ぴえん」は教科書にないことば

私が教えている日本の大学で、教科書にはない日本語を習う授業をしました。日本人の大学生に教室に来てもらって、キャンパスで友達としゃべる時に使うことばを教えてもらったのです。 テーマは、友達を遊びに誘うときの会話です。留学生と日本人学生がグループになって、誘う場面の短いドラマを作って発表してもらいました。教科書には(たぶん)出てこない「若者ことば」がたくさん出てきましたが、その中の2つを紹介したいと思います。 1.「やっほー」 友達と会ったとき、最初のあいさつとして使います。このことばは、もともとは山に登った時に大きい声で叫ぶ言葉でした。山の上から、向かいの山に向かって「ヤッホー」と叫んだら、遠くにいる仲間によく聞こえます。それに、「ヤッホー」とこだま(echo)も返ってきます。そのように山で使われていたことばが、若者の間で今、英語の「Hi!」と同じようなあいさつのことばになっています。明るく、軽い感じで言うのがポイントです。 2.「ぴえん」 がっかりして、残念な気持ちになったことを表します。泣くときの声の擬音語(オノマトペ)からできたことばです。泣く声の擬音語はもともと、「エーン」でしたが、「ピエン」は新しい擬音語で、かわいい感じを出しています。友だちを誘ったのに断られた時などに、「今日は都合が悪いから、ダメだよ。」「ぴえん!」のように使います。悲しそうに言うのがポイントです。 若者ことばには、気をつけることが3つあります。 1つは発音が大切だということです。短いですが、アクセントやイントネーションやスピードなどがとても大切で、それらが適当でなければ通じない場合があります。たとえば、「やっほー」は「や」にアクセントを置いて「y」の音をしっかり発音し、「ほ」の「h」から「o」の音を出す前にちょっと待って小さい「っ」をはっきりさせ、「o」はまっすぐ長くのばします。これを間違えると、最悪の場合「あほう(阿呆fool)」に聞こえてしまうかもしれません。 2つ目は、若者ことばは古くなりやすいということです。例えば、海外で今この記事を読み、5年後に日本に来たとすれば、「やっほー」「ぴえん」がまだ使われているかどうかはわかりません。 3つ目は、使う相手と場面を間違えてはいけないことです。目上の人に対して話すときや、授業や仕事の場面では使ってはいけません。使えるのは、友達とのカジュア...

次に会った時の「ごちそうさま」

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前回は「いただきます。」について話しました。 「いただきます」と言って食べ始めて、食べ終わったら今度は「ごちそうさま(でした)」と言いますから、今日は「ごちそうさま」について考えてみましょう。 食べ終わってすぐに言うのが、「ごちそうさま」のいちばんふつうの使い方です。 でも、「ごちそうさま」の使い方はほかにもあります。例えば、「次に会った時」の「ごちそうさま」です。 「さくらんぼ」です。山形(やまがた)というところで、たくさんつくられています。 私は今日、近所の人に「さくらんぼ」をもらいました。 そのとき、こんな会話をしました。 近所の人:これ、山形の兄が送ってくれたんです。少しですけど、どうぞ。  とうふ:わー!おいしそう! ありがとうございます。 例えば私が1週間後ぐらいにこの近所の人に会ったら、こんなあいさつをすると思います。 「このあいだは、ごちそうさまでした。さくらんぼ、ほんとにおいしかったです。」 これが「次に会った時のごちそうさま」です。 食べ物をもらった場合や、食事をごちそうしてもらった場合に言うことが多いです。言わなくてもいいですが、このように言うのも一つの習慣です。 では、「次」とは、どのぐらい後でしょうか。 次の日なら、「きのうはごちそうさまでした。」になり、それを言う人はとても多いと思います。それでは、もし1年後だったらどうでしょうか? たぶん忘れてしまって言わないほうが多いと思いますが、本当にうれしかったり、おいしかったり、忘れられないことだった場合には、言うかもしれません。言わなくても失礼にはなりませんが、お互いにいい気分になるために便利なあいさつではあると思います。みなさんも、チャンスがあったら一度使ってみませんか。

「いただきます。」

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パン屋さんで、ついたくさん買ってしまいました。   日本のパン屋さんには、いろいろな種類のパンがあって、 菓子パン(甘いもの) 調理パン(パンの中にカレー、焼きそばなどが入っているもの) などと呼ばれています。次々に新しいものが作られて、競争のようです。値段は 1 つ 100 円ぐらいから 400 円以上のものまで、店によっていろいろです。 私はまず右上の「アスパラ・ソーセージパン」から食べようと思います。 「いただきます!」 さて、食べながら失礼しますが、「いただきます」にはどんな意味があるでしょうか。 辞書形は「いただく」ですね。 これは謙譲語(自分の動作につけて相手より下げることによって、丁寧さを表す敬語)ですが、 ① 食べる  ② 飲む  ③ もらう の3つの意味が場合があります。 食事のあいさつは、①から来ているのですね。 ということは、次のような場合もあります。 「お客様、おしぼりをお使いになりますか。」 「はい、 1 ついただきます。」 おしぼりを食べてはいけませんね。 これは③「もらいます。」ということです。

「さようなら」のふしぎ 2.

今回は、前回に続き「さようなら」「さよなら」について考えてみましょう。 会話例A、B、Cのうちで、実際に使わないものは… 実は、全部です! AもBもCも、実際に聞くことのない「へんな会話」なんです。なぜ?? 私の考えでは、「さようなら」が「別れ」のイメージがとても強い言葉だからだと思います。そのことが、ABCそれぞれの会話を「へんな会話」にしていると考えられます。 それでは一つずつ見ていきましょう。 A…店で客と店員が話しています。客は今お金を払い終わりました。 店員:「ありがとうございました。 さようなら 。」 客:「 さよなら 。」 実際には、下のように言います。 店員:「ありがとうございました。またおこしください。」 客:「… 」(ふつうは何も言いません) もし、店員がお客さんに「さようなら」と言ったら、まるでお客さんがその店にもう来ないような感じがします。それはだめですよね。 ですから、「またおこしください。」といいます。「おこしください。」は「来てください」の敬語です。このあいさつに対して、客が「…」(何も言わない)のはひどいと思う人は、 店員に「ありがとうございました」と言われたら を見てくださいね。 B…学校で授業が終わりました。 先生:「今日は終わりです。 では、みなさんさようなら。 」 学生:「 先生、さようなら。 」 このように言うのは、幼稚園か小学校です。「学生」つまり、大学生など、大人の学校では、このあいさつはしません。 大学の講義のような 人数が多い授業では「    」のことばは何も言いません 。 小さい人数でする授業や仕事などの場合は、「 お疲れ様でした。」 や 「ありがとうございました。」 と言います。そして、 「お先に失礼します。」 と言って部屋を出ます。 C…友達と遊びに行って、帰ってきました。 「今日は楽しかったね。」 「ほんとに楽しかったね。また行こうね。」 「うん。 じゃ、さよなら 。」 「 さよなら 。」 これも、普通は 「じゃ、また。」「じゃあね。」 などと言います。「では、また会いましょう。」という意味です。 もしも、デートの後で「さよなら」と言ったら、どうなるでしょうか?!危...

「さようなら」のふしぎ 1.

今日 2 月 4 日は、日本の伝統的なカレンダーで「立春(りっしゅん)」と呼ばれる日です。 意味は、「今日から春が始まります」ということです。 昨日 2 月 3 日は もうすぐ春、節分が近づいてきました で紹介したように、冬が終わる日、「節分」でした。 そして今日から「春」ということなのですが、じっさいはまだ一年で一番寒いときです。「もう春になった」というのは人々の心にあるイメージで、現実とは違います。 日本では、春は「別れ」の季節です。学校が 4 月に始まって 3 月に終わるからです。 そして、日本語で別れのあいさつと言えば、もちろん「さようなら」ですね。 これは日本語を勉強したことがない人でも知っているくらい、有名な言葉です。 でも、この言葉を本当にどのように使うかは、イメージとちがうかもしれません。 例えば、次のABCの会話の中で、 実際には聞かないもの はどれでしょうか。 A…店で客と店員が話しています。客は今お金を払い終わりました。 店員:「ありがとうございました。さようなら。」 客:「さよなら。」 B…学校で授業が終わりました。 先生:「今日は終わりです。では、みなさんさようなら。」 学生:「先生、さようなら。」 C…友達と遊びに行って、帰ってきました。ここで友達と別れます。 「今日は楽しかったね。」 「ほんとに楽しかったね。また行こうね。」 「うん。じゃ、さよなら。」 「さよなら。」 実際に使われないのは、どれだと思いますか。 答えは次に! 次の記事はこちら: 「さようなら」のふしぎ 2.

「~ない?」の答えは「はい」か「いいえ」か

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久しぶりにカットとシャンプーに美容院へ行きました。   シャンプーをしてもらっているとき、美容師さんから「お湯は熱くないですか?」と聞かれました。 その時私は、ちょうどいい、つまり「熱くない」と感じていました。 さて、答えはどちらでしょうか。 美容師: お湯は熱くないですか。 とうふ:  はい。  /  いいえ。 答えは…どちらとはっきり言うのは難しいと思います。信じられないかもしれませんが、人によっていろいろな答え方があるのです。 一般的に、日本語では、 相手が言った言葉と同じなら「はい」 になります。つまり、この場合「お湯は熱くない」  と同じなので、「 はい 、熱くないです。」という人が多いと思います。 でも、英語のように「熱い」 という事実に対して、 そうであれば「 Yes 」、 そうでなければ「 No 」 と言うタイプの言葉もたくさんあります。 このルールなら、 「 いいえ 、熱くないです。」になりますね。 もともと日本語らしくない言い方かもしれませんが、外国語の影響もあってこちらの答え方をする人もいるのです。 実は、私も「はい」か「いいえ」か、一瞬迷ってしまい、結局 「 大丈夫です。 」と答えました。 「はい、大丈夫です。」「いえ、大丈夫です。」という人もいると思います。 では、もしお湯が熱かったら何と言えばいいでしょうか。 その場合は、いろいろ考えていないで、早く「熱いです!」と言いましょう! 「さくらさん、そこ、あつくないですか?」 「はい。」 「あついの?あつくないの?どっち???」

「おめでとう」はちょっと待って!

寒くなってきました。今年 も、もうすぐ終わりですね。 今日、学生からこんなメッセージが来ていました。 「先生、明けましておめでとうございます。」 ちょっと待って! 今はまだ12月ですから、このあいさつはまだですよ! 気持ちはうれしいですが、これは、よくあるま ちがいです。 普通の日本人ならびっくりしてしまいます。な ぜでしょうか。 「明けまして」は、「年が明ける」ということばから来ています。 これは、「古い年が終わって、新しい年になる」という意味です。 そして、「明けまして」の「て形」の意味が重要です。 例えば、「友達に会え て 、うれし かったです。」 と言えば、「友達に会え ました。だから、 うれしかったです。」ということです。 同じように、「明け まして おめでとうございます。」は、 「もう、新しい年になり ました ね。あなたもわたしも新しい年を迎えることが できました 。 だから、 おめでとうございます。」ということです。 ですから、 12 月の今、この言葉はまだ使えません。新しい年の 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒を過ぎてから、使ってください。 では、 12 月の間は何と言えばいいのでしょうか。 「この人とは、今年はもう会わない。次に会うときは来年だ。」という場合のあいさつの言葉があります。 「 よいお年を! 」です。 「どうぞ、よいお年をお迎えください。」という意味です。 反対にこちらは、 12 月 31 日の夜 12 時の前までしか使えませんから、気を付けてください。つまり、新しい年に変わったとたんに、あいさつの言葉が「よいお年を」から「明けましておめでとうございます。」に変わるということです。

「大丈夫です」の便利な使い方

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みなさん。日本はすごく暑くなって今日は34℃にもなりましたが、大丈夫ですか。 「大丈夫ですか。」というのは、 「体の具合は悪くないですか。」 「何か問題はありませんか。」 という意味ですよね。 その質問に対して、問題がなければ、 「はい、大丈夫です。」と答えます。 または、仕事を頼むときや、美容院などの予約をするときなど、 「明日の午後、お願いしたいんですが、大丈夫ですか?」 のように「できますか」という意味で使うこともあります。 ところが、最近この二つとは別の使い方をよく聞くし、 それだけでなく、自分でもよく使っていることに気が付きました。 それは、店などでサービスを断る場合の使い方です。 レジでお金を払うときに、 「ポイントカードを作りますか。」 「割引サービスのクーポンをお持ちですか。」など、 店の人にいろいろなことを言われることがあります。 そんなとき、私は「お金を払うだけで早く帰りたいのにちょっとめんどうだな」 と思うことがあります。 日本語を外国語として使っているみなさんも、困る場合があるかもしれませんね。 そんなとき、「大丈夫です。」というと、上手に断ることができます。 「私はそのサービスを受けなくても大丈夫です。」という意味になるからだと思います。 この使い方はちょうど、前の記事「『いいです』の意味は?」 http://tofunihongokyoushitsu.blogspot.jp/2014/03/blog-post_19.html で説明したこととよく似ています。 「いいです。」より、「大丈夫です。」のほうが柔らかい感じがします。 もし、レジで分からないことをいろいろ言われて困ったら、使ってみてください。 「さくらちゃん、だいじょうぶ?」「だいじょうぶじゃないよ~!たすけて~!」

自分の上司に「さん」をつけない場合

電話の人:本田課長さんはいらっしゃいますか。  あなた:申し訳ございません。       本田は、今 出かけております。 これが、前回の電話の問題の答えです。 前回、自分の家族や会社の人について外の人に話すとき、 話題の人が自分より目上の場合でも、 「自分の側の人=広い意味での自分」と考えて、 話題の人を持ち上げる言い方をしない、と説明しました。 本田課長はあなたの上司なので、もちろん 本人に 話すときは、敬語を使います。 でも、 本田課長について 、 会社の外の人に 話すときは、 「さん」もつけません。「本田」だけです。 「課長」という語も、名前の後ろに付けたら「さん」と同じように尊敬を表すことばになるので、 どうしても「課長」ということを言いたければ、 「課長の本田は、・・」のように言います。 「でかけております。」の「おります」は 謙譲語 ですね。 つまり、「申します」「いたします」などと同じ、 自分の側を下げて言うことによって相手に敬意を示すことば です。 難しい!と思った方、安心してください。実は、生まれた時から日本語を話している人にとっても、このような言葉遣いはとても難しくて、できない人も多いのです。その実態については、また次の機会にお話ししたいと思います。

「こんにちは」の代わりの言葉は?

「行きませんか。」ではなく「行かない?」 「お元気ですか。」ではなく「元気?」 のように話す友達同士の関係では、 「こんにちは」は丁寧すぎて、使わないという話をしました。 それじゃあ、友達にお昼に会ったら、どんなあいさつをするのでしょうか?? 日本の大学生に聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。 その1 「よ!」「やっほー」のように言葉とは言えない      声をかける その2 朝でなくても、「おはよ!」と言う 辞書や教科書とはずいぶん違いますね。

「こんにちは」の難しさ2

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新学期のキャンパスは、新緑が美しく、大勢の学生で活気にあふれています。 では、前回の問いについて考えてみましょう。 日本人の友達に「こんにちは」と言った留学生は、なぜ相手に困った顔をされてしまったのでしょうか。 相手によって、使う言葉は変わります。 ある日本語教科書は、丁寧さについて、  レベル1:親しい友達、家族、年下の相手  レベル2:目上の人、初対面の人、親しくない友人  レベル3:かなり目上の人、お客様 のように示しています。 上下関係だけではなく、相手との親しさの距離が離れるほど、 丁寧さのレベルが上がります。 「こんにちは」は、ふつうレベル2以上で使われるあいさつなので、 相手は「せっかく友達になったと思ったのに、 丁寧すぎて他人みたいだ」 と感じたのでしょう。 朝のあいさつなら、 レベル1は「おはよう。」 レベル2と3は「おはようございます。」 でいいですが、 お昼にレベル1の相手に会ったら、何といえばいいのでしょうか?? 実はこれ、簡単に答えられないのです。 詳しい説明はまた次回!

「こんにちは」の難しさ

簡単に見える言葉ほど、実際の使い方は難しいということがあります。 日本語の最も基本のあいさつと言えば、 「こんにちは」 ですが、これは、昼であれば、誰にでも使える便利なあいさつでしょうか? 日本の学校に入学したある留学生が、こんな経験をしました。 学校生活に少し慣れて、クラスメートの中に何人か親しく話せる日本人の友達もできました。 ある日、授業が午後からだったので、教室で会った友達に、 「こんにちは!」と言ったら、 相手は一瞬、少し困ったような顔をしてから、 何か考えながら「こんにちは…」と言いました。 なぜ、こんなことが起きたのでしょうか? 相手は何を考えたのでしょうか? みなさん、まず、自分で予測してみてください。 説明はまた次回!

相談するときの言い方(続き)

「わたしはどうしたほうがいいでしょうか。」 の問題点は、「どうする」と「ほう」をいっしょに使っていることです。 「ほう」を使うのは、選ぶものが二つあるときです。例えば、「この試験を受けるか、受けないか」「最後までやるか、あきらめるか」のように「二つの選択肢のどちらがいいか」を問題にするときです。その場合は 「わたしはこの試験を受けたほうがいいでしょうか。」 と言います。 選ぶものが決まっていない「どうする」の場合は、 「わたしはどうしたらいいでしょうか。」 という表現を使います。

相談するときの言い方

日本では、学校や職場の1年の始まりが4月なので、これから高校、大学などの入学試験が次々に行われます。進路を決めるのは、大変ですよね。 さて、何かを相談するとき、 「わたしはどうしたほうがいいでしょうか。」 という人がいます。 これは、ちょっと聞いたら正しいように聞こえますが、実はよくある間違いなんです。 どの部分が、なぜ問題なのでしょうか? そして、どのように言えば、正しい言い方になるのでしょうか。まず、ちょっと考えてみてくださいね。 答えはまた今度!