受身形と可能形2 間違えやすい形
前回、「食べられる」は
「可能形」(~することができる potential)
「受身形」(相手の動作を受ける passive)
の、両方の場合があるという話をしました。
この二つの形は、本当に間違えやすいですよね。
それは、動詞のグループによって、同じ部分と違う部分があるからです。
Ⅱグループの動詞は、同じ形になります。
どちらも「る」を取って「られる」をつけます。
<辞書形> <可能形> <受身形>
教える 教えられる 教えられる
覚える 覚えられる 覚えられる
それから、Ⅲグループの動詞のうち、「来る」も同じ形です。
<辞書形> <可能形> <受身形>
くる こられる こられる
でも、Ⅲグループのもう一つの動詞、「する」のほうは、違う形です。
<辞書形> <可能形> <受身形>
する できる される
洗濯する 洗濯できる 洗濯される
さあ、それではⅠグループの動詞を見てみましょう。
<辞書形> <可能形> <受身形>
e a
読む よめ る よま れる
書く かけ る かか れる
乗る のれ る のら れる
このように、違う形であることがわかりますね。
それでは、ちょっとクイズをやってみましょう。
どちらが正しいですか。
①「やったー! 今日は午後の授業がなくなったから、
早くうちに( かえれる ・ かえられる )!」
②「すみません。さっき、イチゴ・パフェを頼んだんですけど、
チョコレート・パフェに( かえれますか・かえられますか)。」
答えはこちらです。どちらも、可能形を使う場面ですね。
①「帰る」(Ⅰグループ) → かえれる
②「変える」(Ⅱグループ)→ かえられる → かえられますか
できましたか?
前回の記事はこちら: