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「てから」と「たから」

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 みなさんは、コーヒーが好きですか。私は昔はあまり好きではありませんでしたが、今は毎日1回はコーヒーを飲みます。 コーヒーを飲むと眠気(ねむけ:眠い感じ)がなくなって、目が覚めますね。私は、よくコーヒーを飲んでから、仕事をします。   この「飲んでから」(してから)という文法は、よく「飲んだから」(したから)と間違えられます。   ① コーヒーを 飲んでから 、仕事をします。  「て形+から」は、することの順番を表します。  「まずコーヒーを飲む」⇒「そのあと仕事をする」  こういう意味です。      ② コーヒーを 飲んだから 、眠くないです。  「普通形 + から」は、原因・理由を表します。  「私は眠くないです。なぜならコーヒーを飲んだからです。」  こういう意味です。 それでは、正しいのはa b どちらでしょうか? ネコのさくらは、ずっとどこかで寝ていましたが、おなかが(a すいてから b すいたから )ご飯を食べに出てきました。 答えは写真の下にあります! b   

「なぜなら」と「だから」

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教室の「アシスタント」の猫のさくらは、このごろ毎日こんな感じです。 もし、さくらに「なぜそんなところにいるの?」と聞いたら、 きっと、「ここがいちばん暖かいですから。」と答えるでしょう。 「ここがいちばん暖かいからです。」でもいいです。ちょっと硬い感じになりますが、意味は同じです。 一人で話を続けたり、文章を書いたりするときに、こんな間違いがよく起きます。 ✖ さくらは、いつもストーブの前にいます。 なぜなら、暖かいところがすきです。 「なぜなら」で始めたら、「【理由】からです。」のように終わらなければなりません。 →  なぜなら、暖かいところが好きだ からです。 では、先に原因・理由を言ってから、その結果を言う場合はどうすればいいでしょうか。 さくらは、暖かいところが好きです。[   ]、いつもストーブの前にいます。 [  ]には、何を入れたらいいでしょうか。 答えは、「 だから 」か「 ですから 」です。 さくらは、暖かいところが好きです。だから/ですから、 いつもストーブの前にいます。 もし、間違って「なぜなら」を入れてしまったら、ぜんぜん意味が分からなくなります。でも、間違える人は少なくありません。「・・なら」 と「・・から」 の音が少し似ているからかもしれません。 【結果】。なぜなら、【原因・理由】からです。 【原因・理由】。ですから/だから、【結果】。 この二つをよく覚えてくださいね。 あと1日と少しで新しい年になります。私はもうお正月の花を活けました。明日は「おせち」というお正月の料理を作ります。 お正月になる前と後のあいさつの違いについては、こちら http://tofunihongokyoushitsu.blogspot.jp/2015/12/blog-post_19.html を見てくださいね。では、皆さんどうぞ良いお年を!

「のに」  まだ11月なのに 

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今日は朝からどんどん寒くなって、雨が雪に変わりました。 雪が降り始めたところです。ゴミのように見える白いものが、実は雪です。 関東地方で 11 月に雪が降るのは本当に珍しいです。普通は 1 月か 2 月ごろ、本当に寒くなってからです。 2 , 3 日前に気温が 20 度近くにまで上がった日もありましたから、今日の雪には本当にびっくりです。では、今の気持ちを表す文は、A,Bのどちらがいいでしょうか。 A まだ 11 月 ですが 、今日は雪が降っています。 B まだ 11 月 なのに 、今日は雪が降っています。 AもBも正しい文ですが、今の状況にぴったり合っているのはBのほうです。「のに」は、その前にあること(この文では「まだ 11 月だ」ということ)から考えて、普通ではないことやびっくりすることを知ったときに使います。 前と後ろが反対というだけではなく、「それがわかって驚いている」という気持ちが入っています。 ですから、「これからすること」や「相手に頼むこと」を言うときは「のに」を使いません。 ✖  まだ早い のに 、今日は天気が悪いから 帰りましょう 。 ✖ まだ早い のに 、今日は天気が悪いから 帰ってください 。 ⇒ 〇 まだ早いです が 、今日は天気が悪いから帰りましょう。 ⇒ 〇 まだ早いです が 、今日は天気が悪いから帰ってください。 雪が降っているところにいる皆さん、今日は気を付けて早く帰ってくださいね。

「雨がふったから」と「雨がふったら」

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これは秋によく見る雲です。 このようなかたちの雲には、「うろこぐも」という名前がついています。魚の鱗(うろこ)のような形だからです。 この頃、暗くなるのが早くなってきました。夕方5時ごろから、もうだんだん暗くなります。そうなると、私は早くうちに帰りたいような気持になってしまいます。 では、次の二つの文は、意味がどう違うでしょうか。 1.暗くなったから、うちへ帰ろう。 2.暗くなったら、うちへ帰ろう。 1.は、「暗くなった」という普通形に「から」がついています。 「暗くなった」のは、「うちへ帰ろう」と思う 理由 です。つまり、 暗くなった後で 、このように話しています。 2.は、 これから起きること を表す「たら」を使っています。つまり、 暗くなる前に 話しています。 では、次の場合はどちらが正しいでしょうか。 「もし、明日 雨が  降ったから  ・  降ったら  スポーツ大会はありません。」 この文には、「もし」と「明日」という言葉がありますから、これからどうなるかまだわかりません。 ですから、正しいのは「降ったら」です。 「降ったから」を使うのは 「昨日は、雨が降ったから、スポーツ大会がなくなりました。」のようなときです。

「から」と「ので」

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①さくらは狭いところが 好き( )から 、こんなところにいます。 ②さくらは狭いところが 好き( )ので 、こんなところにいます。 「好き」のような 「な形容詞」と名詞の現在形 に続く場合、①には「だ」、②には「な」が入りますね。 そのほか の場合は、どちらも全部普通形( Plain form )です。 では、二つの意味はどうでしょうか。これは、同じです。どちらも原因・理由を表していて、文法的な意味は同じですから、どちらを選んでもいい場合もあります。でも、文法的な意味は同じでも、二つにはちょっと違う点があるのです。それは、「から」と「ので」が持つ「感じ」や「雰囲気」です。だから、会話では、相手と場面によって、選んだほうがいいです。 それでは、次の会話A,B、Cから、選び方を考えてみましょう。 会話A【友達と】 「早く行こうよ。」 「ちょっと待って。今すぐ行く  から/ので 。」 会話B【学校で】 「先生、すみませんが、頭が痛い  から/ので  帰ってもいいでしょうか。」 会話C【レストランで】 「お客様、すぐ準備します  から/ので  こちらでお待ちください。」 会話Aは友達と話していますから、「から」のほうがいいです。「ので」を使うと、不自然で冷たく、まるで友達じゃないみたいです。 会話Bは先生にお願いしていますから、「ので」のほうがいいです。「から」もダメではありませんが、ちょっと子供っぽくなります。 会話Cはお客さんに話していますから、「ので」のほうがいいです。「から」を使うと、お客さんに対して「今準備している!」と怒っているみたいで、失礼な感じになるかもしれません。 それぞれのイメージは複雑で、人による違いもありますが、簡単に整理すると下のようになります。 「から」・・・はっきり  直接的  相手に近い 「ので」・・・ていねい  客観的  相手から遠い では、さくらに聞いてみましょう。 「さくらちゃん、どうしてそんなところに入ってるの?」 「狭いところが大好き  だから/なので  !」 みなさんは、さくらがどう答えると思いますか?

「て形」が使える場合、使えない場合2

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8 月も終わりに近くなりましたが、まだ毎日とても暑いです。 実は私は暑いのが苦手なので、よく「暑 くて 、何もできない」と思ってしまいます。 おや?この文の中の「て形」の使い方は大丈夫でしょうか? 前回の記事で、「て形」は、前と後ろが 同じことについて の話で 似ていること を並べるのがいいと書きました。でも、これは例外です。 暑くて 、 なにもできません 。 ( 天気のこと   +   自分のこと ) このように、前と後ろが同じことについての話でなくても、「て形」を使う場合があります。 例えば、後ろの内容が「 できない 」という意味で、前の内容が その原因 の場合です。次のような例があります。 お金がなくて 、 旅行に行けません 。 仕事が多すぎて 、 休めません。 それから、後ろの内容が 自分の気持ちを表す言葉 で、前の内容が その原因 の場合もよく使います。次のような例があります。 友達がいっぱいできて 、 うれしいです 。 急にドアが開いて 、 びっくりしました 。 いつ「て形」が使えていつ使えないかの規則は複雑だし、「正しい」と感じるかどうかが人によって違うことも多いです。ですから、「できないことを言う場合」「自分の気持ちを言う場合」のように、場合と自然な例文とセットで覚えるのが便利だと思います。 さくらはどこでしょう?

「て形」が使える場合、使えない場合

8 月になりました。今、こちらはとても暑くて湿度が高いです。 「こちらは暑 くて 、湿度が高いです。」は、「て形」の文です。 「こちらは暑いです。」と、「こちらは湿度が高いです。」の二つの文を並べて一つの文にしています。このように、「て形」の働きは、「前後に並べる」ということです。 では、何でも並べられるかというと、そうではありません。 ✖ ここはとても暑 くて 、涼しいところへ行きたい。 この文はだめです。なぜでしょうか。 前の部分は「ここ」の天気について話しています。そして、後ろは「私がしたいこと」について話しています。 このように前と後ろのテーマが違うときは、「て形」で並べることができない場合が多いのです。 ⇒  〇 ここはとても暑い から 、涼しいところへ行きたい。 ✖ この部屋は暑 くて 、窓を開けてください。 この文もだめです。 前の部分は「この部屋」についてですが、後ろは「てください」と相手にお願いしているからです。 これも、「から」や「ので」にすると大丈夫です。 ⇒ 〇 この部屋は暑い から 、窓を開けてください。 例えば、「エアコンを止め て 、窓を開けてください。」と言うと、 「エアコンを止めてください。 そして、窓を開けてください。」 のように、前も、後ろも相手にお願いすることです。 「て形」は、前と後ろが似ていて、並べただけで意味の関係がはっきりする場合に使うと、いいです。 △? 友達を作って、会話が上手になりました。 これは、ぜったい間違いとは言えませんが、ちょっと不自然で、直したくなる文です。 ⇒〇 友達が できて 、会話が 上手になりました 。   (できたこと+できたこと) ⇒〇 友達を 作って 、会話の 練習をしました 。   (したこと+したこと) 並べるのも、案外難しいですね。 「て形」の形については、こちらをどうぞ。 http://tofunihongokyoushitsu.blogspot.jp/2015/01/blog-post_18.html http://tofunihongokyoushitsu.blogspot.jp/2014/10/blog-post_18.htm...