とうふ先生の自己紹介 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 「とうふ先生」と呼んでください。今まで58の国と地域から来た留学生と一緒に日本語を勉強してきました。Please call me “Teacher Tofu”.I have taught Japanese Language to the international students from 58 different countries and regions. リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
数字の読み方 100~900をどう覚える? 前回、1000の位の数字の読み方について書きましたが、本当に難しいのは100「ひゃく」の位の読み方ですね。「~ひゃく ~びゃく ~っぴゃく」といろいろな音があって、嫌になってしまう人もいるかもしれません。では、どうすれば、簡単に覚えられるでしょうか。例えば次のような方法はいかがですか? はじめに「300 さんびゃく」と「400 よんひゃく」を覚えましょう。「ん」の後ろは「〃」がつきやすくなるので、「さん びゃく」になります。「ん」と「び」は「sambyaku」のように、唇の上下を付けていっしょに発音します。 でも400は元々「し ひゃく」でしたが「し」と「死」の音が同じなので「よん」に変わりました。後ろの「ひゃく」は元のまま残ったので「よん ひゃく」です。つまり、例外の例外です!(前回の3000と4000の説明を見てください。) 次に「600 ろっぴゃく」と「800 はっぴゃく」を覚えましょう。この二つは「ro-k(u)-hya-ku」「ha-ch(i)-hya-ku」と発音すると、( )の音が消え、空気が出るだけになって聞こえにくいです。それで、発音が変わって「っぴゃくppya-ku」になりました。 あとは例外はありません。質問する場合は「なんびゃく」です。 100 ひゃく 200 にひゃく 300 さんびゃく 「ん」があるから「びゃく」 400 よんひゃく 元は「し ひゃく」だったので「びゃく」じゃない! 500 ごひゃく 600 ろっぴゃく 発音しやすいように「っぴゃく」 700 ななひゃく (なな しち ) 800 はっぴゃく 発音しやすいように「っぴゃく」 900 きゅうひゃく (きゅう く ) ? なんびゃく 「ん」があるから「びゃく」 100の位の発音を覚えると、長いものを数える「本:~ほん ~ぼん ~っぽん」、コップの飲み物を数える「杯:~はい ~ばい ~っぱい」など、同じルールで発音するものがいろいろありますから、便利です。ぜひ覚えて自信をもって発音してください。 最後にクイズです。次の会話の( )に入るのは、【a....i】のどれとどれですか。 Q:えんぴつは、( )ありますか。 A:( )です。 【 a なんほん b なんぼん c なんぽん d ろくほん Read more »
受身形と可能形2 間違えやすい形 前回、「食べられる」は 「可能形」(~することができる potential ) 「受身形」(相手の動作を受ける passive ) の、両方の場合があるという話をしました。 この二つの形は、本当に間違えやすいですよね。 それは、動詞のグループによって、同じ部分と違う部分があるからです。 Ⅱグループの動詞は、同じ形になります。 どちらも「る」を取って「られる」をつけます。 <辞書形> <可能形> <受身形> 教える 教えられる 教えられる 覚える 覚えられる 覚えられる それから、Ⅲグループの動詞のうち、「来る」も同じ形です。 <辞書形> <可能形> <受身形> くる こられる こられる でも、Ⅲグループのもう一つの動詞、「する」のほうは、違う形です。 <辞書形> <可能形> <受身形> する できる される 洗濯する 洗濯できる 洗濯される さあ、それではⅠグループの動詞を見てみましょう。 <辞書形> <可能形> <受身形> e a 読む よ め る よ ま れる 書く か け る か か れる 乗る の れ る の ら れる このように、違う形であることがわかりますね。 それでは、ちょっとクイズをやってみましょう。 どちらが正しいですか。 ①「やったー! 今日は午後の授業がなくなったから、 早くうちに( かえれる ・ かえられる )!」 ②「すみません。さっき、イチゴ・パフェを頼んだんですけど、 チョコレート・パフェに( かえれますか・かえられますか)。」 答えはこちらです。どちらも、 可能形 を使う場面ですね。 ①「帰る」(Ⅰグループ) → かえれる ②「変える」(Ⅱグループ)→ かえられる → かえられますか できましたか? 前回の記事はこちら: 受身形と可能形1「食べられる」の意味は? Read more »
数字の読み方 せん?ぜん? 外国に旅行するとき、その国で買い物するときによく使う位の数字を覚えておくと便利ですね。日本なら、100の位と1000の位の値段をよく使います。例えばタクシーの初乗り料金410円、ユニクロのデニムジャケット3990円、などです。 でも、そこで日本語にはちょっと頭の痛い問題がありますね。それは、100の位と1000の位の読み方は「例外」がいっぱいあって大変だということです。どこにどんな例外があるか、今回は、まず1000の位を見てみましょう。 1 いち → 1000 せん 2 に → 2000 にせん 3 さん → 3000 さん ぜ ん 4 し/よん → 4000 よん せん 5 ご → 5000 ごせん 6 ろく → 6000 ろくせん 7 しち/なな → 7000 なな せん 8 はち → 8000 は っ せん 9 きゅう/く → 9000 きゅう せん まず、気を付けるのは、4「し/よん」、7「しち/なな」、9「きゅう/く」のようにもとの数字の読み方が二つあるときです。「 よん せん」「 なな せん」「 きゅう せん」になります。 次に気を付けるのは、3000「さん ぜ ん」と8000「は っ せん」です。音が変わります。 この間テレビのバラエティー番組で、学者の先生が3000「さんぜん」と4000「よんせん」の読み方について説明していました。「さん」のように「ん」の音があると、後ろの音は「せ」→「ぜ」のような「濁音(だくおん)」(てんてんのある音)に変わりやすいのだそうです。それで、3000は「さん ぜ ん」です。では、なぜ「よん」にも「ん」があるのに、「よんぜん」ではなく、「よん せ ん」なのでしょうか。先生の話では、はじめ4000は「し せん」だったのだそうです。でも「し」は「死ぬ」の「死(し)」と同じ発音なので嫌われて、「よん」に変わったのだそうです。前だけ変わって後ろはもとのまま残ったので、今のようになったのだということです。 発音に例外がたくさんある理由は、歴史的なことなどいろいろあると思いますが、実は、はっきりわからないことも多いです。外国語として勉強する人にとっては、大変なことですね。 では、最後にクイズです。これはいくらでしょうか? A しせんえん B よんせんえん C よんぜ Read more »