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「てから」と「たから」

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 みなさんは、コーヒーが好きですか。私は昔はあまり好きではありませんでしたが、今は毎日1回はコーヒーを飲みます。 コーヒーを飲むと眠気(ねむけ:眠い感じ)がなくなって、目が覚めますね。私は、よくコーヒーを飲んでから、仕事をします。   この「飲んでから」(してから)という文法は、よく「飲んだから」(したから)と間違えられます。   ① コーヒーを 飲んでから 、仕事をします。  「て形+から」は、することの順番を表します。  「まずコーヒーを飲む」⇒「そのあと仕事をする」  こういう意味です。      ② コーヒーを 飲んだから 、眠くないです。  「普通形 + から」は、原因・理由を表します。  「私は眠くないです。なぜならコーヒーを飲んだからです。」  こういう意味です。 それでは、正しいのはa b どちらでしょうか? ネコのさくらは、ずっとどこかで寝ていましたが、おなかが(a すいてから b すいたから )ご飯を食べに出てきました。 答えは写真の下にあります! b   

「ひとりで」と「自分で」

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「人はだれでも、一人(ひとり)では生きられない」とよく言われます。仕事でも勉強でも遊びでも、他の人と一緒に何かをすることは人間にとって本当に必要なことです。それなのに私たちは今、新型コロナウイルスCOVID-19を止めるために、人と会ったり集まったりするのをやめなければなりません。一人でうちの中にずっといるのは大変です。 さて、この「一人で」ということばですが、「自分で」と間違える人が多いです。例えば、このような会話です。 先生:あなたは家族と一緒に住んでいますか。 学生:いいえ、私は 自分で アパートに住んでいます。 先生:自分で?…ああ、 一人で 住んでいるんですね。 「一人で」は、「一緒の人がいない」という意味です。 [一人で] ←→ 「二人で」「三人で」「大勢で」「ほかの人と一緒に」 一方、「自分で」は、「自分の力で」「他の人に代わりにやってもらわないで」「他の人にたくさん手伝ってもらわないで」という意味です。 「自分で」←→ 「自分ではない人の力で」 つまり、 「一人で」は人数 について話していて、 「自分で」は能力 について話しているのです。 会話例1 先生:このレポートは 一人で 書きましたか。 学生:いいえ、 グループで分担して 書きました。 会話例2 先生:このレポートは 自分で 書きましたか。 学生:…いいえ、すみません。先輩のレポートをコピーしました。 では、問題をしてみましょう。[  ]にはどちらが入りますか。答えは写真の下にあります。 問題1 私は親に学費を払ってもらわないで、[   ]払っている。 問題2 静かな公園を[   ]散歩するのが好きだ。 ひとりであそんでまーす。あれ?一人?ん?人じゃなかった! 問題1の答え[自分で]   問題2の答え[一人で] ではみなさん、一人でできる楽しいことを探しましょう!

「困った人」・「困っている人」

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あなたは「困った人」ですか?「困っている人」ですか? 「え? 同じでしょう?」と思った人は、気を付けてください。 ある教科書の練習問題に、「困った人」とはどんな人か、「困った人」の習慣や性質を考えて書くというものがありました。その時の学生Aさんと私(とうふ)との会話です。 学生A:先生、 困った人 は私です。 とうふ: Aさん、なぜ自分が 困った人 だと思いますか。 学生A:私は今、お金が全然ないからです。 とうふ:? …ああ、それは、Aさんが今困っているということですね。     でも、Aさんは 困った人 ではありませんよ。 学生A:私は 困った人 ではないんですか?!  とうふ:はい。ちがいます。Aさんは、 困っている人 ですけど、      困った人 じゃありません。まじめでいい学生です。 学生A:じゃあ、 困った人 の意味は? とうふ:それは、「問題がある人」という意味なんです。     困るのは自分じゃなくて、周りにいるほかの人たちなんです。      困った人 は、例えばいつも約束を忘れたり、仕事をさぼったり、     みんなに迷惑をかけることをします。 学生A:先生、難しいです! 本当にこの文法は難しいですね。動詞(V)の種類によって、「Vた人」と「Vている人」の違いが、同じではないのです。次の3つの場合があります。普通によくある場合から少ないものへ、順番に見ていきましょう。 1.「Vた人」が「過去にした人」を、「Vている人」が「今している人」を表す場合: 「勉強する」「食べる」「読む」「歌う」などの活動を表す動詞  「勉強した人」…この人は、例えば昨日の夜、勉強しました。  「勉強している人」…この人は、今、勉強しています。 2.「Vた人」と「Vている人」の意味が同じ場合: 「眼鏡をかける」「スーツを着る」「帽子をかぶる」など服装を身に着ける動きの動詞   「あの眼鏡をかけた人は誰ですか。」と言っても、「眼鏡をかけている人」と言っても、どちらでもいいです。意味も同じです。 3.「Vた人」と「Vている人」が、全然違う意味になる場合:   「困る」、「あきれる(ひどすぎてびっくりする)」など こんな動詞はとても数が少ないですから、よく使う「困る」だけ覚えておきましょう。 学生Aさん...

「男」と「男の人」・「女」と「女の人」

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みなさん、お久しぶりです。 寒い2月が終わると、もうすぐ春です。私は今日「おひなさま」という人形を飾りました。 3月3日の「ひな祭り(ひなまつり)」が近づいているからです。 「ひな祭り」は女の子のお祭りで、このような人形を飾って将来の幸せな結婚を願います。結婚は男女両方の問題ですから、ひな祭りが男女両方のお祭りだったら、もっといいかもしれません。 さて、「男女(だんじょ)」とは、もちろん「男」と「女」のことですが、「男(おとこ)」「女(おんな)」という名詞(N)は、その一つの言葉だけで使うことは少なくて、「男の~」「女の~」のように使うことが多いです。たとえば「男の人」「女の人」、「男の子」「女の子」、「男の先生」「女の先生」などです。 「男」「女」だけで使ったら、乱暴な感じになったり、怪しい感じになったりします。 ×「さっき、 男 から電話がありました。」⇒「 男の人 から」 ×「ドアの前に 女 が立っています。」⇒「 女の人 が」 「男」「女」では、怪しい人みたいです。間違いというのではなく、雰囲気の問題です。 「男(おとこ)」「女(おんな)」は大人の複雑な恋愛を表現するのに使われることもあります。「男ができた」「女ができた」「男がいる」「女がいる」という場合の「男」「女」は、浮気の相手という意味になってしまいます。 家族の話をするとき、子どもについて聞くなら「女の子がいますか。」と「おんなの こ 」まではっきり言わなければなりません。「女がいますか。」と言ってしまったら、ぜんぜん違う質問になって大変です。 今からずっと前、私がまだとても若くて日本語の先生になったばかりのころ、ある学生に「先生は男がほしいですか。」と質問されてびっくりしたことがあります。それは、とても恥ずかしくて、普通の人は聞かないことですから。 そのとき、自分がどのように答えたか、びっくりしすぎたので覚えていません。でも、ずっと後で、その学生が日本語が上手になってから、その時に本当に聞きたかったことがわかりました。「先生は毎日熱心に仕事ばかりしているけど、恋人がほしいと思わないんですか。将来結婚したくないんですか。」と聞きたかったのです。「 まだ日本語をあまり知らなかったから、習った言葉だけを並べたら先生がすごくびっくりして逃げて行ったので、なぜだろうと思いました...

「めんどう」と「めんどくさい」

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 暑い!暑すぎます。今年は、世界中で暑すぎる夏になっているようですね。みなさんが住んでいるところは、どうですか。  こんなに暑いと、仕事も、勉強も、やりたくなくなりますね。 「するのが大変でやりたくない」という気持ちを表す言葉に 「めんどう」と「めんどくさい」 があります。漢字で書くと「面倒」「面倒くさい」となりますが、うしろのほうは、「めんど(う)」の長い音が省略されます。  教科書で日本語を勉強した人は「めんどう」のほうを、反対に、友達やアニメから日本語を覚えた人は「めんどくさい」のほうを聞いたことがあるでしょう。  この二つの言葉の意味は、同じです。でも、違う点が二つあります。 一つは使う場合 です。 もう一つは文法の形 です。  まず、 使う場合 について考えてみましょう。次の①から④は、どちらを使うでしょうか。 ①<友達と話している> たろう:どうして料理をしないの。 はなこ:【めんどうだ・めんどくさい】から。 ➁<会社で> 社員1:このデータの整理は、どうしましょうか。 社員2:【めんどうな・めんどくさい】仕事は、先にやってしまいましょう。  ③<テレビのショッピング番組で> 「このお掃除ロボットがあれば、もう【めんどうな・めんどくさい】 お掃除をしなくてもだいじょうぶです。」   ④<新聞記事(書き言葉)>  最近の調査で、恋愛をすることを【めんどうだ・めんどくさい】と考える若者が増えていることがわかった。 答えは次のようになります。 ①はどちらでもいいです。「めんどう」、「めんどくさい」、どちらを使っても同じです。 ➁、③、④は「めんどう」だけ使います。「めんどくさい」を使ったら、失礼で、ちょっとおかしい感じになります。 「くさい」の部分に、とても くだけた (informal)印象があるから だと思います。 つまり、「めんどう」はいつでも使える安全な言葉、「めんどくさい」は友達とおしゃべりするときの言葉 、ということです。 次に、 文法の形 の違いについて考えましょう。 「 めんどう 」は、「 な形容詞 」で、「 めんどくさい 」は、「 い形容詞 」です。それぞれのルールによって下のように形が変わります。  めんどう な N      めんどう だ と思う  めんどう じゃ(では) ない ...

「ある」と「あった」

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今日は「ある」と「あった」の使い方について考えてみましょう。 「駅の前にケーキ屋がある。」と「駅の前にケーキ屋があった。」は、ぜんぜん違う意味になります。 過去形を使って「あった」と言うと、「今はもうない」という意味になることが多いです。例えば、「去年来たときには、駅の前にケーキ屋があった。」という文からは、そのケーキ屋がなくなってしまったということがわかります。 ところで、最近私はよく物をなくします。 私:携帯がないんだけど… さくら:さっき、そこの机の上に あった よ。あれ?でも、ないね。 私:困ったなあ。ずっと探しているんだけど、どこにもないの。 こんなときは、だれかに自分の携帯に電話をかけてもらって、音で探すのがいちばんいいですね。 私:さくらちゃん、お願い。ちょっと私の携帯を鳴らしてくれない? さくら:いいよ。 すると、かばんの下から、音が聞こえてきました。 かばんの下を見ると…。 この時に言う言葉は何でしょうか。 「 あった! 」です。「ある!」ではありません。 今、そこに「ある」のに、過去形「あった」を使います。 探していたものが「ない」状態から「ある」状態に「変わっ た 」と言う気持ちや、探していたものが「見つかっ た 」という気持ちが、この過去形「た」につながっているのかもしれません。 では、自分の携帯がみつからないとき、近くの人にどのようにお願いすればいいでしょうか。 親しい友達なら、 「 わるいけど、ぼく/わたし の携帯を鳴らしてくれない。 」 といいます。 もっとていねいに話すときは、 「 すみませんが、私の携帯を鳴らしてもらえませんか。 」 と言います。 では、みなさん、携帯をなくさないよう、気をつけましょう!

「かわいい」と「かわいそう」

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「おいし そう !」は、食べ物を見たときによく言うことばですね。 食べ物は、写真でもいいです。これが使えるのは、見ただけで本当に食べていないときだけです。(「おいし い そう」ではありませんよ!) い形容詞、な形容詞 「優し そう な人」「元気 そう ですね。」など、見た感じから、本当の中身を想像して話します。本当に「優しい」か、「元気」かどうかはわかりません。 この 「そう」 をbeautifulの意味の「きれい(な)」につけて「きれいそうですね。」とは、言いません。なぜなら、きれいかどうかは、見たら本当にわかるからです。 でも、cleanという意味で、「このお皿、きれいですか?」「ええ、きれいそうですよ。」と、見た感じを言うことはできます。本当にばい菌がいないかどうかは、わかりませんから。 同じように、cuteの意味の「かわいい」も見たら本当にわかりますから、その意味で「かわいそう」とは言いません。 でも、ほかの意味で「かわいそう(な)」という言葉があります。これは「かわいい」とは別の言葉です。相手の痛み、悲しさ、寂しさなどを見て、自分も心が痛くなるように感じるときに言う言葉です。相手が、自分より弱いときによく使います。 では、「かわいい」と「かわいそう」の違いの例を見てみましょう。 私の猫、さくらです。 ◎かわいいです。  ✖かわいそうです。 さくらは、カモノハシplatypusのおもちゃで遊んでいます。 とても楽し そう です。 でも、カモノハシは… かわいそうです。

「まだ」と「まだまだ」

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このごろずっと寒かったので、 桜が咲くのは「まだまだ」だろう と思っていましたが、急に暖かくなって、どんどん咲き始めました。 何かの進み方が遅いと感じるときに使う「まだ」を、2回続けて使う「 まだまだ 」という言葉があります。「まだ」の意味が強調されるだけではなく、「まだまだ」には話す人の期待感が入る場合があります。 期待する目標のレベルが高いのに対して、今のレベルが低く、目標までの道が遠いという気持ちがあるときによく使います。 例えば、満開の桜を期待してお花見に来ましたが、来てみたらこんな状態でした。 「今日はちょっと早すぎたね。」 「そうだね。 この辺の桜はまだまだだね。 」 この「まだまだ」はこんな会話でもよく使われます。 「日本語が上手ですね。」 「 ありがとうございます。でも、まだまだです。 」 つまり、この人は目標レベルが高いということですね!今のレベルは、相手に「上手ですね」とほめられても、自分が目指すレベルからは遠いと思っているのです。そこまで深く考えなくても、これはほめられたときに便利な表現かもしれません。 それでは、何かの進み方がはやいと感じる「もう」を2回続けて使うとどうなるでしょうか? 「もうもう」?‥‥ いいえ、「もうもう」という言葉はありません! これも桜です。「しだれざくら」という種類です。 似ている記事はこちら: 「さき」と「さっき」

「もう」と「まだ」

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もう3月も半分ぐらい終わってしまいました。でも、今日はまだ寒くて、冬のような天気です。 「もう」はものごとの変化が速いと感じるときに使いますね。 お正月が来たと思ったら、1月、2月、そして3月も半分ぐらい過ぎてしまって、時間のスピードが速いと感じているので、「 もう 3月!」と言っています。 反対に、「まだ」はものごとの進み方が遅いと感じるときに使います。 カレンダーでは春なのに、春の天気になるのが遅れて寒さが続いていると感じるので、「 まだ 寒い」と言っています。 では、クイズをやってみましょう。次の( )にはどちらが入るでしょうか。 どんな場面で誰が話しているか、考えながらやってみましょう。 ① お母さん、お腹すいた。ごはん(  )? ➁ えっ!(  )8時?! 大変!遅刻だ。 ③ あなたは(  )子供じゃないんだから、自分のことは自分でやりなさい。 ④ 私は(  )学生だから、結婚できません。 答えは写真の下にあります。 鎌倉へいきました。東慶寺という古いお寺の庭の梅の木です。 着物を着ていったので自撮りをしようとしましたが、笑ってしまってできませんでした。 では、クイズの答えです。①まだ ➁もう ③もう ④まだ みなさんにはちょっと簡単すぎたかもしれませんね。

「並ぶ(ならぶ)」「並べる(ならべる)」

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もう、 1 月も終わりに近づきました。 中国、韓国、ベトナムなど、アジアの国では、昨日がお正月だったそうですね。 日本も昔は同じように、旧暦(伝統的なアジアのカレンダー)でお正月を祝っていましたが、明治時代に西洋のカレンダーに変えてしまいました。 でも、私が住んでいる団地では、今日、お正月のイベントをやっています。この長い列を見てください。 この列の先では、「餅(もち)」という伝統的なお正月の食べ物を配っています。米から作る暖かい餅は、白くてひっぱると長ーくのびる不思議な食べ物です。「あんこ」という甘い豆のペーストといっしょに食べると、とてもおいしいです。ここに住んでいる人は、誰でももらえるので、大人気です。 では、ここで文法クイズをやってみましょう。正しいのはA,Bどちらでしょうか。 餅をもらうために、 A 人々が、 並んで います。 B 人々が、 並べて います。 答えは…? はい、答えはAですね。自動詞「並ぶ」の「て形」です。人が自分で並びますから。 Bの「並べる」は他動詞ですから、 「おばさんが テーブルに 餅  を   並べる 」のように、 人が物に対して何かをする場合に使います。 実は、私も列に並んで餅をもらって、その写真をここで紹介するつもりだったのですが…。ちょっと遅すぎました。もう全部なくなってしまっていて、もらえませんでした。残念です! お正月の遊び「こま回し」を子供に教えるコーナーもあります。

「なぜなら」と「だから」

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教室の「アシスタント」の猫のさくらは、このごろ毎日こんな感じです。 もし、さくらに「なぜそんなところにいるの?」と聞いたら、 きっと、「ここがいちばん暖かいですから。」と答えるでしょう。 「ここがいちばん暖かいからです。」でもいいです。ちょっと硬い感じになりますが、意味は同じです。 一人で話を続けたり、文章を書いたりするときに、こんな間違いがよく起きます。 ✖ さくらは、いつもストーブの前にいます。 なぜなら、暖かいところがすきです。 「なぜなら」で始めたら、「【理由】からです。」のように終わらなければなりません。 →  なぜなら、暖かいところが好きだ からです。 では、先に原因・理由を言ってから、その結果を言う場合はどうすればいいでしょうか。 さくらは、暖かいところが好きです。[   ]、いつもストーブの前にいます。 [  ]には、何を入れたらいいでしょうか。 答えは、「 だから 」か「 ですから 」です。 さくらは、暖かいところが好きです。だから/ですから、 いつもストーブの前にいます。 もし、間違って「なぜなら」を入れてしまったら、ぜんぜん意味が分からなくなります。でも、間違える人は少なくありません。「・・なら」 と「・・から」 の音が少し似ているからかもしれません。 【結果】。なぜなら、【原因・理由】からです。 【原因・理由】。ですから/だから、【結果】。 この二つをよく覚えてくださいね。 あと1日と少しで新しい年になります。私はもうお正月の花を活けました。明日は「おせち」というお正月の料理を作ります。 お正月になる前と後のあいさつの違いについては、こちら http://tofunihongokyoushitsu.blogspot.jp/2015/12/blog-post_19.html を見てくださいね。では、皆さんどうぞ良いお年を!

「雨がふったから」と「雨がふったら」

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これは秋によく見る雲です。 このようなかたちの雲には、「うろこぐも」という名前がついています。魚の鱗(うろこ)のような形だからです。 この頃、暗くなるのが早くなってきました。夕方5時ごろから、もうだんだん暗くなります。そうなると、私は早くうちに帰りたいような気持になってしまいます。 では、次の二つの文は、意味がどう違うでしょうか。 1.暗くなったから、うちへ帰ろう。 2.暗くなったら、うちへ帰ろう。 1.は、「暗くなった」という普通形に「から」がついています。 「暗くなった」のは、「うちへ帰ろう」と思う 理由 です。つまり、 暗くなった後で 、このように話しています。 2.は、 これから起きること を表す「たら」を使っています。つまり、 暗くなる前に 話しています。 では、次の場合はどちらが正しいでしょうか。 「もし、明日 雨が  降ったから  ・  降ったら  スポーツ大会はありません。」 この文には、「もし」と「明日」という言葉がありますから、これからどうなるかまだわかりません。 ですから、正しいのは「降ったら」です。 「降ったから」を使うのは 「昨日は、雨が降ったから、スポーツ大会がなくなりました。」のようなときです。

「から」と「ので」

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①さくらは狭いところが 好き( )から 、こんなところにいます。 ②さくらは狭いところが 好き( )ので 、こんなところにいます。 「好き」のような 「な形容詞」と名詞の現在形 に続く場合、①には「だ」、②には「な」が入りますね。 そのほか の場合は、どちらも全部普通形( Plain form )です。 では、二つの意味はどうでしょうか。これは、同じです。どちらも原因・理由を表していて、文法的な意味は同じですから、どちらを選んでもいい場合もあります。でも、文法的な意味は同じでも、二つにはちょっと違う点があるのです。それは、「から」と「ので」が持つ「感じ」や「雰囲気」です。だから、会話では、相手と場面によって、選んだほうがいいです。 それでは、次の会話A,B、Cから、選び方を考えてみましょう。 会話A【友達と】 「早く行こうよ。」 「ちょっと待って。今すぐ行く  から/ので 。」 会話B【学校で】 「先生、すみませんが、頭が痛い  から/ので  帰ってもいいでしょうか。」 会話C【レストランで】 「お客様、すぐ準備します  から/ので  こちらでお待ちください。」 会話Aは友達と話していますから、「から」のほうがいいです。「ので」を使うと、不自然で冷たく、まるで友達じゃないみたいです。 会話Bは先生にお願いしていますから、「ので」のほうがいいです。「から」もダメではありませんが、ちょっと子供っぽくなります。 会話Cはお客さんに話していますから、「ので」のほうがいいです。「から」を使うと、お客さんに対して「今準備している!」と怒っているみたいで、失礼な感じになるかもしれません。 それぞれのイメージは複雑で、人による違いもありますが、簡単に整理すると下のようになります。 「から」・・・はっきり  直接的  相手に近い 「ので」・・・ていねい  客観的  相手から遠い では、さくらに聞いてみましょう。 「さくらちゃん、どうしてそんなところに入ってるの?」 「狭いところが大好き  だから/なので  !」 みなさんは、さくらがどう答えると思いますか?

「はなし」と「はなす」

前回の「休み」と「休む」と同じように、間違えやすい言葉がほかにもあります。 例えば、名詞( Noun )「はなし」と動詞( Verb )「はなす」です。 まず、書き方の問題です。 動詞からできた名詞はふつう、 「休み(やす+み)」 「遊び(あそ+び)」 のように、漢字の後ろに「み」「び」などのひらがなを書きます。 でも、「話」はちょっと違って、「し」を書くときと書かないときがあります。自由ではありません!規則があります。 次の場合、どちらが正しいか考えてみましょう。 ①教室で先生の〔はなし〕を聞いた。  ア  話      イ  話し ②あの人の〔はなしかた〕は先生みたいだ。  ア  話方     イ  話し方 答えは、①…ア、②…イ  です。 ①教室で聞いたのは、「先生がはなしたことの内容」です。ストーリの内容の意味の名詞( Noun )は、「話」=「はなし」のように一つの漢字の中に「~し」まで三つのひらがなが入ります。「し」を外に書いてはいけません。 ②は「話す」という動作( action )のことですから、動詞( Verb )の「ます形」として「話し」のように「し」を外に書きます。 文章を読んでいて、「話が」「話を」のように後ろに「し」がなければ、それは名詞だといえます。 書き方だけではなく、「はなし」と「はなす」に関係ある間違いは本当によく見ます。それだけ間違えやすい理由があるんですね。 次の間違い例を見て、どう直したらいいか考えてください。 間違い例1.友達に旅行のはなしをはなした。 間違い例2.大きい声ではなしないでください。 間違い例3.はなすることをメモしてもいいですか。 答えと説明は次に!

「休みです」と「休みます」

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先週はとても暖かくなって「春が来た!」と思ったのですが、今日はとても寒いです。暖かくなったり寒くなったり、天気がよく変わるので、風邪をひく人が多いですね。 風邪をひいて学校へ行くことができないと思ったら、いい学生は電話で連絡しますね。その時の言い方は、次のA・Bのどちらが正しいでしょうか。 すみません。熱があるので、今日は A 休みです。 B 休みます。 「どちらも」ではありません! 正しいのはBです。Bだけです。 AとBは何がちがうのでしょうか。 A・・・名詞 Noun 〔休み〕+です。 〔休み〕という名詞の意味は、学校・会社・店などが やっていない日 のことです。 例)「この学校の休みは土曜日と日曜日です。」 学校の授業がある日に自分が行かないときは、Aは間違いです。 学校は休みじゃありませんから。 B・・・動詞 Verb 〔休む〕→休みます。 こちらは、学校はやっていますが、自分は行かないという意味です。 今日これから〔休む〕ので、「休みます」と、ます形で言います。 もともと、動詞〔休む〕の意味は、何かをしていて疲れた時に、一度ちょっと止まるということです。山に登っているとき、仕事や勉強をしているとき、疲れたら〔休む〕ことは大切ですね。 休むのは、 また 元気になって続けるためです。 風邪をひいて〔休む〕ときも、ゆっくり休んで元気になって、また学校に行くことが大切です。 では、こんな場合はどうでしょうか。 ある日勉強したくないので、学校をサボってしまいました。町へ遊びに行ったら、知っている人に会いました。 「あれ? 今日、学校は?」 さあ、あなたなら、この質問にどう答えますか。 A「今日は休みです。」 B「今日は休んでいます。」 さくらちゃん、今日は休みですか? 休んでいますか?

「さき」と「さっき」

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間違えて使っている人が多い言葉に「さき」と「さっき」があります。   「やはり」と「やっぱり」が同じ言葉の書き言葉と話し言葉なので、「さき」と「さっき」も同じかな…と思ったら大きな間違いです。この二つは別々のことばで、意味が違います。 「さき」は、「先」という漢字があります。小さい「っ」はありません。 ふつう、「に」をつけて「お先に失礼します。」のように動詞の前に使います。 することが二つ以上あるとき、順番が早いほうが「先」です。 「 お先に 失礼します。」は、「あなたが帰る」と「わたしが帰る」を比べて、「わたしが帰る」ほうが早いので、このようにあいさつをします。 また、勉強するか、ゲームをして遊ぶか、迷ったときあなたはどうしますか。「勉強のほうが 先 !」ですね。「まず 先に 勉強して、」それから、遊びましょう。 一方「さっき」には漢字がなく、うしろに「に」をつけることもありません。つまり「 さっきに 」は間違いです。 「さっき」は「今から少し前の時」という意味です。 「少し前」が何分前かはっきり言うのは難しいですが、 「 さっき 、田中さんと言う人から電話がありました。」 と言ったら、電話があったのは、今からだいたい1分ぐらい前から、1時間ぐらい前までの間だと思います。 後ろに「から」や「まで」をつけて 「 さっきまで 雨が降っていました。」 「 さっきから 雨が降っています。」 のように使うこともできます。 わたしは昨日、東京の海に近いところにある「浜離宮庭園」という公園へ行きました。江戸時代の徳川将軍家の庭だったところで、「三百年の松」という古い松の木があります。 この池には、海の水も入ってくるそうです。 池のそばに、お茶屋という休むための場所があります。 そこでは、日本の伝統的なお菓子と、お抹茶(powdered green tea)を楽しむこともできます。 苦いお抹茶をおいしくいただく方法は、 (     )甘いお菓子を食べて、口の中が甘くなってから、お茶を飲むことです。 では、ここで質問です。 (     )に入るのは「さっき」と「さきに」のどちらですか? 浜離宮庭園(はまりきゅうていえ...

「かす」と「かりる」2.

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では、前回の質問の答えです。 「ごめん、財布忘れちゃったから、 ×  150 円かしてもいい ? 〇  150 円かりてもいい? 」 Bが正解です。 「~てもいい(ですか)?」は、 「わたしはそのことをしたいんですが、あなたはいいですか?」 という意味です。 財布を忘れたあなたがしたいことは、友達にお金を「かりる」です。 じゃあ、問題をやってみましょう。 わたし(とうふ)と猫のさくらが話しています。ボールはさくらのです。 (①)から(④)に、 〔  かす    かりる    かえす  〕の中から 正しいものを選んで、正しい形にして入れてください。 とうふ:「さくらちゃん、きれいなボール、ちょっと(①)くれない?」 さくら:「とうふ先生、いいですよ。(②あげますよ。」 さくらに(③)ボールをハロウィンの人形につけてみた。 でも、ぜんぜんあわないみたい…。 とうふ:「さくらちゃん、これ、(④)ね。どうもありがとう。」 さくら:「どういたしまして。」 答えは、 ① かして ② かして ③ かりた ④ かえす  です。 いくつできましたか?全部できたらすごいです! 前の記事はこちら: 「かす」と「かりる」1. 似ている記事はこちら: 「まだ」と「まだまだ」 「さき」と「さっき」

「かす」と「かりる」1.

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間違えやすい動詞はいろいろありますが、 「貸す(かす)」と「借りる(かりる)」を間違えて使ったり、どちらがどちらかわからなくなったりしたことはありませんか。 今日はこの二つの動詞について考えましょう。 テストの日、友達が消しゴムを忘れてしまいました。 あなたは 2 個持っています。 そのときにあなたはどうしますか? あなた       ともだち 答えは、「貸す」ですね。 ものが動く方向は「あげる」と同じですが、 あとで返してもらう点が違います。 では、次の場合を考えてみましょう。自動販売機で飲み物を買おうと思ったら、財布がありません。 いっしょにいる友達は、財布を持っています。 そのとき、あなたはどうしますか。 あなた      ともだち 答えは「借りる」ですね。 お金が動く方向は「もらう」と同じですが、 あとで返す点が違います。 では、このとき、あなたは友達に何といいますか。 ごめん、財布忘れちゃったから、 A   150 円かして。 B   150 円かりて。 「~て(ください)。」は、 相手がする ことをお願いするので、 A のほうが正しいです。 それでは、同じ場面で次のように言うときはどうでしょうか。 ごめん、財布忘れちゃったから、 A   150 円かしてもいい? B   150 円かりてもいい?  ここでたくさんの人が間違えます。その理由は 「てもいい(ですか)。」の意味を間違えやすいからです。 これについては、前にこの教室で説明しました。 こちら 「しめてもいいですか」と「しめてください」 を見てください。   では、どちらが正しいか、考えてくださいね。 答えは次回発表します! 次の記事はこちら: 「かす」と「かりる」2. 似ている記事はこちら: 「ならぶ」「ならべる」 「休みです」と「休みます」 「おじさん」と「おじいさん」の違い