「かわいい」と「かわいそう」

「おいしそう!」は、食べ物を見たときによく言うことばですね。
食べ物は、写真でもいいです。これが使えるのは、見ただけで本当に食べていないときだけです。(「おいしそう」ではありませんよ!)

い形容詞、な形容詞
「優しそうな人」「元気そうですね。」など、見た感じから、本当の中身を想像して話します。本当に「優しい」か、「元気」かどうかはわかりません。

この「そう」をbeautifulの意味の「きれい(な)」につけて「きれいそうですね。」とは、言いません。なぜなら、きれいかどうかは、見たら本当にわかるからです。
でも、cleanという意味で、「このお皿、きれいですか?」「ええ、きれいそうですよ。」と、見た感じを言うことはできます。本当にばい菌がいないかどうかは、わかりませんから。

同じように、cuteの意味の「かわいい」も見たら本当にわかりますから、その意味で「かわいそう」とは言いません。
でも、ほかの意味で「かわいそう(な)」という言葉があります。これは「かわいい」とは別の言葉です。相手の痛み、悲しさ、寂しさなどを見て、自分も心が痛くなるように感じるときに言う言葉です。相手が、自分より弱いときによく使います。
では、「かわいい」と「かわいそう」の違いの例を見てみましょう。
私の猫、さくらです。

◎かわいいです。  ✖かわいそうです。


さくらは、カモノハシplatypusのおもちゃで遊んでいます。
とても楽しそうです。

でも、カモノハシは…
かわいそうです。


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