今日は12月31日、「大晦日(おおみそか)」です。
都会のマンションに住んでいて、普段は日本の伝統から離れた生活をしている人々も、新しい年を迎えるにあたっては、それなりにお正月を迎える準備をします。
かどまつ |
たとえば、建物の入り口には写真のような「角松(かどまつ)」と言う飾りが左右に並べられます。これはお正月の神様に、うちの場所を知らせるものだと言われています。
また、うちの中にも「鏡餅(かがみもち)」というものを飾ります。
これは、スーパーで売っている簡単に組み立てられるタイプのものです。大きい餅の上に小さい餅を重ねて置き、その上に小さいミカンをのせてあります。といっても、これはプラスチックの偽物です。本物の餅は、時間がたつとだんだん割れてきたり、カビが生えたりして大変ですから、いつのころからかこんな便利な商品が利用されるようになりました。
かがみもち |
でも、完全に偽物ではなく、餅の形をした白いプラスチックのケースの中には、本物の食べられる餅が入っています。
以前は、お正月に食べる「お節(おせち)」と言う伝統料理を大晦日に作るのが一般的でしたが、最近はデパートなどで作られたものを買うか、あるいは食べない人も多くなり、手作りする人は少数派になってしまったようです。
実は私はこの少数派のひとりで、今がんばって作っているところなんです。まだ完成していないので写真を紹介できないのが残念!
では、そろそろキッチンにもどります。
皆様、どうぞよいお年を!
そして来年も「おかえり!日本語教室」へ遊びに来てくださいね。