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自己紹介

「とうふ先生」と呼んでください。今まで58の国と地域から来た留学生と一緒に日本語を勉強してきました。Please call me “Teacher Tofu”. I have taught Japanese Language to the international students from 58 different countries and regions.

2019年4月1日月曜日

「平成」から「令和」に時代の名前が変わる

 今日は、日本にとって、とても大きいニュースがありました。
テレビの中に「令和(れいわ)」という漢字が見えますね。これは、今年5月1日からの日本の新しい時代の名前です。それが今日決められて、発表されたのです。

 年を表すのに、日本でも世界の国と同じように、「2019年」のような西暦を使っていますが、実は日本にはもう一つ、別の年の言い方があります。それは、「大正(たいしょう)1912~1926」、「昭和(しょうわ)1926~1989」、「平成(へいせい)1989~2019」のような時代の名前を使う方法で、その名前のことを、「元号(げんごう)」と言います。
 では、元号はいつ変わるのでしょうか。最近の200年ぐらいの間は、天皇が亡くなって新しい天皇に代わるとき、元号も新しくしていました。長い間、天皇は亡くなるまで代わることができなかったのですが、今の天皇はその習慣をやめて、4月の終わりで引退することを決めました。そして、5月1日に新しい天皇に代わってから使う元号が、その1か月前の今日、発表されたのです。それが「令和」です。日本中の人が、今日初めてその言葉を知ったのです。
 2019年は4月30日までが平成31年で、5月1日からが、令和の初めての年ということになります。初めては特別なので、普通に「1年」というかわりに、「元年」といいます。「元」には「はじめ」という意味があります。
 この元号を使った年の表し方は、自分の生まれた年を言うときによく使います。例えば今20歳の人なら、「何年生まれですか。」と言う質問に「平成11年生まれです。」と答える人のほうが、「1999年生まれです。」という人より多いかもしれません。
 また、病院や役所などで申込書を書くときも、生年月日の「年」ところが「T・S・H」の中から選んで〇をつけるようになっているものが多いです。Tは大正(Taishou)、Sは昭和(Shouwa)、Hは平成(Heisei)です。これからは、もう一つここにR令和(Reiwa)が加わります。
 みなさんの中で、日本に長く住むつもりの人は、自分の生年月日の日本的な言い方を覚えておくと便利です。このようなサイトもありますから、参考にしてくださいね。
https://seireki.hikak.com/