て形⑤「はいて」と「はいって」

今回が、間違えやすい「て形」の最後です。 今日は、絶対にやめてほしいよくある間違いを紹介しましょう。 よくこんな文を見ます。 きのうの夜12時ごろ、おふろにはいて ねました。 ええー、 本当ですか?! 病気? それとも お酒を飲みすぎましたか? でもなぜトイレにじゃなくて、お風呂に??? あとでそうじするのが大変だったでしょう。 でも、ちょっと待って。 本当に「 はいて 」でいいですか? て形① なぜ間違えやすいの? の Ⅰグループの動詞の「て形」の作り方をもう一度見てください。 「~く」→「~いて」 になりますから、 「は いて 」の辞書形は「 は く 」ですね。 それじゃあ「はく」の意味は何ですか。 「おふろにはく」 あなたが言いたかったのは「はく」ではなく、 「おふろにはいる」ではありませんか。 「おふろにはいる」 では、「はいる」はⅠかⅡか、どちらのグループでしょうか。 Ⅰグループです! 「て形」は 「~う」 「~る」 「~つ」→ 「~って」 ですから きのうの夜12時ごろ、おふろに はいって ねました。 これでいいです。 この間違いが多いのにはわけがあります。 まず、「る」でおわる動詞はⅡグループが多いですが、ときどきⅠグループのものもあることです。 そのうえ「はいる」-「いれる」というように、 自動詞 - 他動詞 のペアがあって、 他動詞「いれる」のほうはⅡグループ であることです。 自動詞、他動詞のどちらがⅠでどちらがⅡグループかは決まっていません。動詞によって違います。 おふろに 入る Ⅰグループ → 入って ください。 (はいる) (はいって) かばんに本を 入れる Ⅱグループ → 入れて ください。 (いれる) (いれて) 大変ですが、これをちゃんと覚えたら、もう「て形」は大丈夫です! て形シリーズはこちら: て形① なぜ間違えやすいの? て形②「かって」と「かいて」 て形③「きって」「きいて」「きて」 て形④「かえて」と「かえって」 ...