前回紹介した間違いは、下線の部分が違います。
よく見る間違い1. 大型と猛烈の台風
よく見る間違い2. 強いで大型の台風
まず、1.の「大型と」について、
「大型」は名詞ですが、「ペンとノート」のような物ではなく、状態を表しているので、
「(~は )N だ。」という名詞文の接続の形「~で」にしなければなりません。
また、「猛烈のN」について、
これはな形容詞ですから、「猛烈な」にしなければなりません。
次に、2.の「強いで」について、
「強い」はい形容詞ですから、接続の形は「強くて~」にしなければなりません。
では、二つ並べて表現する場合の接続の形を整理してみましょう。
久しぶりに、この教室のアシスタント、猫のさくらの登場です。
「さくらは ~ 猫 だ。」の「~」に入ることばを用意しました。
い形容詞: 耳が大きい 顔が小さい かわいい
な形容詞: 元気な 活発な
名詞: 雑種の 小型の
二つを組み合わせる場合、前に来る方の接続の形は次のようになります。
い形容詞 → ~くて
な形容詞 → ~で
名詞 → ~で
例1) さくらは、 耳が大きくて顔が小さい猫だ。
例2)さくらは、 かわいくて 元気な猫だ。
例3)さくらは、 元気で かわいい猫だ。
例4)さくらは、 元気で 活発な猫だ。
例5) さくらは、 雑種で 小型の猫だ。
ちょっと複雑で面倒ですが、この規則をきちんと覚えたら正確さは大きくアップします!