「夢」について
新しい年が始まりました。明けましておめでとうございます。
日本では、新しい年に最初に見る夢を「初夢(はつゆめ)」と言い、よい初夢を見ることは新しい年がラッキーな年になるサインだと考えられています。そして、一番良い初夢は、富士山の夢です。
この場合の「夢」とは、寝ている間に見るものです。日本語では、そのような夜の「夢」と、将来について「こんなことができたらいいなあ」と考える「夢」は同じことばです。世界の言語の中には、日本語と同じように両方を1つのことばで表すものが多いようですが、別々のことばを使う言語もあるそうですね。みなさんの母語はどちらのタイプですか。
今朝、日本のある新聞に「夢売り」という詩が紹介されていました。この詩の作者は、金子みずず(1903年-1930年)という詩人です。今から100年ぐらいまえに、子供のための美しい詩をたくさん残して、短い人生を終えた人です。1年の初めに、この詩を紹介したいと思います。
「夢売り」 金子みすゞ
年のはじめに
夢売りは、
よい初夢を
売りにくる。
たからの船に
山のよう、
よい初夢を
積んでくる。
そしてやさしい
夢売りは、
夢の買えない
うら町の
さびしい子等の
ところへも、
だまって夢を
おいてゆく。
みなさんは、どんな初夢を見ましたか。そして、将来についてどんな夢を持っていますか。
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