「髪を切る」「切ってもらう」「切られる」

まだ7月なのに、毎日本当に暑すぎて困っています。
こんなに暑くなると、私は髪を切りたくなります。
「髪を切りたい」
というと、まるで自分でハサミを使って切るように聞こえますね。
でも、そうじゃありません。

例えば、友達に会って、髪が短くなっていたのを見たときの会話です。
「あれ? 髪、切ったの?」
「うん。暑いから昨日美容院へ行って切ってきたの。」

実際には美容院に行って「美容師さんに切ってもらった」のに、
「髪を切った」と言います。ちょっと不思議なことばの習慣ですね。

では、「切ってもらった」は使わないのでしょうか。
そんなことはないです。
「してもらった」相手について、話したいときには使います。
例1.
「美容院に行ってきたの。」
「ううん。友達に切ってもらったの。」

例2.
「美容院に行ってきたの?」
「うん。今日はとても上手な美容師さんに切ってもらったから、いい感じになったよ。」

ほかの人が自分の髪を切るということを表すもう一つの表現に
「髪を切られる」があります。これは、自分がそのことについて迷惑に思っている場合に使います。

例3.
「美容院に行ってきたの?」
「うん。でも今日はとても下手で、前髪を短く切られて変になっちゃった。」

また、昔は、中学や高校で、学校の規則を守らないスタイルにしてしまった生徒が「先生に髪を切られた」という話を聞いたことがあります。でも、今はもうそんなことは聞きません。

皆さんも、暑い夏、髪を切りたいですか?
わたしの毛を切らないでね!
暑くてもがまんするから。

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