お父さんに「さしあげる」?「あげる」?

あなたが、
「お父さんにプレゼントをさしあげましたか?」
と質問された場合、
「はい、さしあげました。」 「はい、あげました。」
のどちらの答え方をすればいいでしょうか。

正解は「あげました。」です。
お父さんは目上の人なのになぜ「さしあげました。」ではないのでしょうか。

この場合、質問している人は他人で、
「お父さん」は自分の父親、つまり「うちの人」だということが重要です。






言葉の使い分けの上では、
「うちの人=自分の側の人」は「広い意味での自分」
と考えるので、
他人に対して持ち上げる言い方をしないのです。

「広い意味での自分」と考えるものの代表は家族ですが、
会社員や店の店員という立場なら、会社や店を
「自分の側=広い意味での自分」と考える言葉の使い方が
必要になります。

それでは、次にこんな場合を考えてみましょう。
あなたは会社員で、今、会社の外の人からかかってきた電話を受けています。
あなたの上司の本田課長は今出かけています。

「本田課長さんはいらっしゃいますか。」


この質問にどう答えればいいでしょうか。答えは次回!

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