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自己紹介

「とうふ先生」と呼んでください。今まで58の国と地域から来た留学生と一緒に日本語を勉強してきました。Please call me “Teacher Tofu”. I have taught Japanese Language to the international students from 58 different countries and regions.

2014年7月13日日曜日

猫の「おかあさん」って誰ですか?

「おかあさん」と「はは」の使い分けについて、本来のルールとは違う意識が若い人の間で広がっているらしいことを、以前
http://tofunihongokyoushitsu.blogspot.jp/2014/05/blog-post_31.html
でお話しました。

この「おかあさん」について、この前ちょっとびっくりする経験をしました。
うちの猫で、この日本語教室のアシスタントでもあるさくらが耳をかゆがっていたので、動物病院へ連れて行きました。


「じゃ、おかあさん、ちょっと押さえててくださいね。」
「お薬を出しますから、おかあさん11回お耳にいれてあげてくださいね。」

私は猫の子を産んだことはないんですけど、獣医さんも看護師さんも、当たり前のように私を「おかあさん」と呼ぶのです。それでは若い男性がペットを連れてきた場合は、彼は「おとうさん」と呼ばれるのでしょうか? ぜひ聞いてみたいものです。

皆さんの国では、子供の学校や病院などで、教師や医者が母親に呼びかける言葉は何ですか。日本では一般的に「おかあさん」です。私もそう呼ばれることには慣れていましたが、動物病院で猫のおかあさんになったのには驚きました。

少子高齢化が進む日本では、子供の人口よりもはるかに多いペットが飼われているそうです。人間の子供の親ではなく、ペットの飼い主としての「おかあさん」は、これからもますます広がっていくのでしょうか。