自己紹介

「とうふ」と申します。日本女性です。日本語教師を約30年やっています。今は神奈川県にある私立大学で、留学生に教えています。好きな食べ物はとうふです。

2014年10月4日土曜日

料理で使う言葉

前回の問題「チンする」の意味ですが、もうわかった人も多いのではないでしょうか。

これは「電子レンジで加熱する」と言う意味です。
「加熱」、つまり「熱を加える」ことは料理するうえで重要なことですね。

電子レンジが発明されるずっと前から、人々は
「(火で直接)焼く」
「(スープで)煮る」
「(油で)揚げる」
「(水蒸気で)蒸す」
などの方法で料理をしてきました。

科学的な発明品である電子レンジはこの全部の働きをしますから、
「(電子レンジで)加熱する」が正しい表現です。
でも、「焼く」「煮る」「揚げる」「蒸す」が生活会話で気軽に使える言葉なのに対して、「加熱する」はちょっと科学的すぎて固い感じがします。

そこで、加熱時間が終わったことを知らせる「チン!」という音から「チンする」という言葉が使われるようになりました。冷凍食品のCMでも「レンジでチンするだけ」のように使われたことから、広まっていきました。
最近の電子レンジで「チン」という音が出るものは ほとんどなく、音楽のようないろいろな音に変わりましたが、この言葉は残りました。

ほかの表現として「電子レンジで温める」もあります。
これは冷めてしまった料理をもう一度温かい状態にもどす場合に使われ、日本のコンビニでお弁当を買ったら、

店員:温めますか?
客:はい、お願いします。
  いいえ、結構です。

のような会話が行われます。


また、「チンする」という言葉には、冷凍食品などをちょっと温めるだけの簡単な料理というイメージがあります。みなさん、時間があるときは、チンするだけじゃない料理を作りましょうね。