「日本語で『いいです。』は否定的な意味ですか。」という面白い質問をいただきました。
「いい」のに、「否定」って、変だと思うかもしれませんが、そういう使い方もあります。
どんな場合か、なぜ否定的な意味になるのか、説明してみます。
例1)二人でタクシーに乗って、Bがお金を払った後
A:タクシー代、半分払います。
B:いいです。
Bは、Aが「タクシー代を半分払う」ことについて、「あなたはそれを私のためにしなくてもいい。」つまり、配慮の必要がないと言う意味で、「いいです。」と言っています。
店で店員の勧めを断るときにも、同じように使うことがあります。
例2)
「お客様、食後にお飲み物はいかがですか。」
「いいです。」
何かをする機会を断る場合もあります。
例3)
「意見があったら、どうぞ。」
「いいです。」
次回は、否定的ではない「いいです。」について説明しますね。
え?! 「いいです。」?! そんなこと言わないでください~