節分の大豆の目的は、 B 大声で叫びながら投げる が正解です。
2月3日の夜、まず、「おにはそとー! (鬼は外)」と大きい声で叫びながら、豆をうちの中から外へ投げます。
次に、自分がうちの外へ出て、「ふくはうちー!(福は内)」と叫びながら、うちの中へ豆を投げ入れます。
下の写真の大豆の箱に描かれている赤い顔の生き物が「おに」で、悪運や悪い心を表しています。つまり、この行事には「うちの中の悪いものを外へ出して、福(幸せ)をうちの中に入れる」という意味があります。
この動作を「豆まき」といいますが、「まき」は「まく」という動詞が名詞になったものです。この動詞はなぜか日本語教科書にはあまり出てきませんが、日常生活でけっこう使います。「投げる」と似ていますが、少し違います。次回は「投げる」と「まく」の違いについて考えてみましょう。